第二会社に対する批判について

批判的な意見について事実を踏まえてお答えします。

「債権者である金融機関が許すわけがない」

→金融機関との交渉、合意の基で整理するわけですから許す許さないではありません。金融機関は感情で判断するのではなく、事実を踏まえ稟議と多数の決裁で判断します。

「借り入れを踏み倒すのは人として最低だ」

→法的整理は当然のこと、私的整理も踏み倒すということを一切しません。法律に基づいて手続きを進め資産を換価し返済に充当し、それでも残った債務の弁済を免除するなどで終結します。

「詐害行為と見なされる」

→詐害行為と思うかどうかは金融機関が決めることですが金融機関と交渉や話し合いの結果、合意し、終結しますから、詐害行為になることはありません。

「裁判で泥沼化する」

→詐害行為で訴えられたり損害賠償請求を起こされるような進め方をしませんので裁判になる理由がありません。

「社会人として責任をとらずに債務を逃れようとするのはよくない」

→法人個人ともに、全ての資産を換価し弁済する「整理」手続きを踏んだ上で、第二会社で事業を継続します。「整理」という手続きで社会的にも法的に責任をとっています。

「借りたお金を返さずに自分だけ第二会社というのはよくない」

「他人に迷惑をかけて、自分だけよければいいのか」

→全ての資産を換価し弁済に充当しそれでも残った債務については、金融機関が直接債務免除するか、サービサーに譲渡するかなどを金融機関が主体的に処理します。サービサーに対しても、できる限り弁済を行い、最終的には債務免除あるいは債権放棄という処理で終了されます。

 法律に則って、最大限弁済し、そうして再スタートします。

 再スタートを許さないような風潮が債務者を自殺まで追い込むことに繋がっている可能性は否定できません。

 法律に基づいて弁済責任を取った人の再スタートは、許されるべきです。

死んでまで責任を取る借金なんてありません。

死ぬ気で返すんです、働くんです。

「道義的、道徳的に良くない」

→道義的、道徳的ということに明確な基準がないことから、人によって捉え方が異なりますが。債務者、連帯保証人として資産の換価による弁済、信用情報登録などによる 信用の低下などで社会的にも道義的道徳的に制裁も受け、責任も取ることで、一定の責任は果たしたと言えるのではないでしょうか。

批判的な意見は事実を言ったものではなく、感情や中途半端な知識で言っているということがおわかりいただけると思います。  

第二会社というと、借入れを踏み倒すという人もいますが、確かにそういうことを勧めているコンサルタントもいます。

金融機関との話し合いを十分に重ね対応してます。

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アーク司法書士法人 代表社員 李永鍋

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