資金繰りが回らなくなり追加の融資が期待できなと予想されている場合にはどうしたらいいのか
毎月の返済額と営業キャッシュフローとの比較で考える
銀行返済が、年間12百万円
営業キャッシュフローが、年間1百万円
の場合を考えてみましょう。
営業キャッシュフローが黒字でも年間の返済額に足らず財務内容的に追加融資ができない場合には、リスケを選択すべきです。
営業キャッシュフローが赤字であればなおさらです。
仮に5百万円の融資が可能ですと提案を受けたとしても、上記の例を考えると
返済額 ▲12百万円
(5百万円分の返済も追加)
営業CF +1百万円
融資 +5百万円
差引 ▲6百万円
手元資金が6百万円減ったとしても、1年回せるだけの資金繰りが組めるのではあれば、リスケの判断を遅らせるのもひとつですが、手元資金がもう足りない状況になるならば、新規借り入れをしない勇気も必要です。
5百万円の新規融資を受けない場合は
返済額 0 (当面1年間返済額を0にします)
営業CF +1百万円
差引 +1百万円
ふたつを比較すると手元資金が減るのか増えるのかが大きな差になります。
リスケを全面的におしているのではありません。
資金繰りを検証して、「借りない勇気」も経営判断としては大切だということです。
資金繰り緊急連絡先
