- Q毎月、月末になるとお金が足りません。その都度銀行に行って融資をお願いしてます。悪循環を断ち切るには、どうすれば良いですか?(50代・売上1億円・建設業・広島)
- A
資金繰りを改善する方法は、色々あります。
条件として「売上があり努力次第で、売上が増える」ことです。
この条件が前提で、資金繰り改善を考えていきます。資金繰り改善のため資金繰り表作成する事から始めます
資金繰り表の種類
(1)毎日の入出金を想定する「日繰り表」
(2)毎月の「月次資金繰り表」
(3)事業計画などで用意する「年次資金繰り表」
の3種類があります。
「日繰り表」を作る
まずは現状を把握するために、(1)の「日繰り表」を作りましょう。
日繰り表の作成例
Excel(エクセル)で、横に順番に「日付」「摘要」「入金」「支払」「残高」と入力します。
最初の残高欄に、今日現在の残高を入力します。
次に今後の入金予定、支払予定を入力していきます。
入力できたら、日付順に並び替えます。
残高欄には計算式を入れます。
(前日の残高+入金-支払)
これで完成です。
いつ、いくら足りないのかを正確に把握する。
残高欄に赤字が出たら、その日に資金が足りないということです。
上の例では、8月10日に678,471円、足りなくなることが分かります。
このように、「足りないのが何月何日で、それはいくらなのか」を確認します。
そして、その資金をどのように用意するかを考えます。
資金の調達方法を考える
どこかから借りられるか
短期的な資金の調達には、
1. 銀行融資
2. 誰かから借りる(親類縁者、友人知人など)
という方法があります。
売却換金する
借りれないなら、決算書の貸借対照表を見てください。
「資産の部」のところです。
そこに、売却換金できるものがないかどうかを確認します。
まずは自社でできる調達を考えます。
できれば3か月くらいは安心できる状態にしたいです。
資金調達できない場合は
資金繰り表の赤字が消えない場合は、支払方法(順番を変える・遅らせるなど)を検討します。
そんなことできない、信用を失うのでは?
もちろん、相手にいきなり言えば、当然信用を失うこともあると思います。
充分に準備をし、書面を作り、自社の事情を相手方にきちんと説明する。
そうすれば、多くの場合なんとかなります。
必ず解決方法はあります‼️
あきらめず対応する事が大事です
そのサポートができるよう
アーク司法書士法人では相談料は無料です
財務顧問コンサルティング業務の内容
- 取引先金融機関へ定期訪問
- 顧問先会社へ定期訪問
- 資金繰表の作成
- 資金調達
- 不動産の売却
- M&A
- 事業計画書 事業再生計画書
- 借入先一覧 支払先一覧
- 返済計画書 支払計画書
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