なぜ銀行は、資金繰表の提出を求めるのか

資金繰り

銀行が資金繰り表の提出を依頼してくるのは、当面の資金繰りと、資金使途を確認したいから

最低でも半期ごとに資金繰表を提出する

融資審査で資金繰表を求める理由は主に2つあります。

1つ目は、当面の資金繰りに問題がないことを確認するためです。

資金繰りは、決算書や試算表だけでは判断できません。

融資実行後すぐに延滞が起きると、その案件にかかわった担当者や上席者は銀行内で責任を問われます。

このため資金繰り予定表を入手しておく必要があります。

2つ目は、資金繰表から「資金使途」を確認するためです。

資金繰表には資金の入り口と出口がすべて記載されているので、貸したお金が何に使われ、どのように返済されるかがわかります。

ほとんどの会社は資金繰表を提出せずに銀行融資を受けています。

しかし、財務内容が悪化し資金繰りに余裕がない状態で融資を申し込む と、銀行は高い確率で「資金繰表の提出」を求めてきます。

普段から資金繰表を作成していない会社は銀行の依頼に驚き、適当な数字を入れた資金繰表を提出することになります。

逆に言うと、定期的に資金繰表を銀行に提出している会社は、そうではない会社に比べ、融資が下りやすくなります。(諸条件にもよりますが一般的に)

半期に一回程度、自主的に資金繰表を提出することをお勧めします。

お問合せ
0120-777-123
https://arc-ma.jp/

アーク司法書士法人 代表社員 李永鍋

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