連帯保証人の意味

事業再生

ポイント

「経営者への責任」
「融資を受ける会社の信用力の補完」

経営者保証の目的は大きく2つ

中小企業向け融資では、必ず代表取締役に保証人になってもらっていました。その目的は下記の2つです。

1 経営者への責任

2 融資を受ける会社の信用力の補完

1 経営者への責任

銀行は経営者保証を取ることで、経営者に会社を倒産させないように経営努力をしてもらい、事業継続や責任の共有を図ることを期待しています。

具体的には次のとおりです。

(1) 経営者の自己責任意識の促進

経営者が、自分が保証することにより、会社を倒産させてはいけないという自覚を強く持つと。

(2) 不正や計画倒産の防止経営者保証がない場合、経営者が会社の資産を不正に移転したり、計画倒産を企てるリスクがあります

しかし、代表取締役を保証人とすることで会社を倒産させた場合に私財を失うことになり不正行為を防ぐことができます。

(3)事業継続

経営者保証により、経営者は会社の財務状況や経営戦略に責任を持ち、経営困難なときにも最善の努力をすることを求められます。

また、資金繰りや再生に必要な資金を出すために、役員報酬の削減などの対策を取ることも求められます。

経営者の自己責任意識の促進、不正や計画倒産の防止、責任の共有と事業継続などの理由から個人資産のない経営者にも保証を求めるる理由です。

お問合せ
0120-777-123
https://arc-ma.jp/

アーク司法書士法人 代表社員 李永鍋

お問い合わせフォームはこちら