「廃業を検討してます。取引先への案内方法とあいさつの文案をください」
こういった相談が増えています。
法律上「廃業したら、このような挨拶をする」ということが決められているわけではありません。
A4用紙に案内文を同封して通知してください。
「廃業しました」「今までありがとうございました。」だけでは、取引先等が今後の対応について不明となり、混乱してしまいます。
一定程度の内容はお知らせしておくべきと思います。
「何をお伝えしたらいいのか?」「かえって混乱しないか?」と悩んでしまいます。
当事務所で一般的に用いている「廃業のご案内」の文案(法的に問題が無く、取引先等に対する説明として必要十分な内容を盛り込む)をご紹介します。参考にしてください。
具体的には、①廃業日、②廃業に至った事由、③お礼、④廃業後の手続き(通常清算をするのか、事業譲渡なのか)、⑤今後の手続きに関する連絡先、以上の点を記載すべきでしょう。
※あくまでもひな型ですので、用いる場合には、ご自身の判断でお願いします。
ひな型は、簡潔に①~③を伝え、④今後の手続きが通常清算であること、⑤今まで同じ通りの連絡先により通常清算の事務が行われることを通知しています。
事業の廃止の判断や手続きは悩ましい点が多々あります。
当事務所では、廃業や清算を含めた倒産・再生案件は、早めの相談が重要と考えておりますので相談については無料としております。
無料相談のご予約は

廃業のご案内
この度弊社は○○○という事情から令和〇年〇月〇日を以って弊社の 全ての事業を停止し廃業する運びとなりました
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
永きにわたりご愛顧を賜りましたこと心より御礼申し上げます
今後弊社は令和〇年〇月〇日の株主総会にて解散を決議した後通常清算の手続により清算する予定です
本清算手続きは上記株主総会にて代表清算人として選任される予定である〇〇 が進めてまいります
今後の負債の弁済や預かり品の返却及び売掛金のお支払い等に関する清算手続きについてはあらためて代表清算人〇〇から連絡致します 本来であればご愛顧やご協力を賜りました皆様のもとに出向かせて頂き御礼を申し述べるべきところですがまずは略儀ながら書面をもちましてご案内申し上 げる次第です
敬具
令和〇年〇月〇日