リースバックのデメリット

リースバック

リースバックはメリットがある一方で以下のようなデメリットもあります。

①売却価格が市場価格よりも安くなる

リースバックは、基本的に自宅の売却価格が市場価格よりも安くなります。市場価格よりも安くなる理由は、リースバック運営会社が売主(借主)の家賃滞納リスクや、買い戻しに応じるために自由に売買できない制約などを抱えているからです。

リースバックでは、売却価格と家賃が連動してるため、高く売却した場合は家賃が高くなります。

リースバックは売却しても自宅にそのまま住み続けられる分、普通に売却するより売却価格が安くなる点に注意が必要です。

②所有権が運営会社に移転する

リースバックで自宅を売却すると、所有権はリースバック運営会社に移転します。

自分の好きなようにはできなくなります。たとえば、「リフォームや建て替えをしたい」と思っても、運営会社の許可なく行うことはできません。

③ずっと住み続けられるとは限らない

リースバックは、自宅を売却した後も同じ家に住み続けられるのがメリットです。

リースバックの多くは、賃貸契約期間が定められている「定期借家契約」で賃貸借契約を締結しますが、「定期借家契約」の場合はずっと住み続けられる保証はありません。

定期借家契約では、貸主と借主の合意があれば再契約は可能ですが、運営会社の事情で再契約ができず、売却から数年後には引っ越しを迫られる可能性もあります。

リースバックでも賃貸借契約の期間を越えて家に住み続けたい場合は、定期借家契約ではなく、普通借家契約が締結できる運営会社を選ぶと安心です

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アーク司法書士法人 代表社員 李永鍋

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