資金繰りが苦しくなりやすい社長の特徴

事業再生

会社のお金を飲み食いに使いすぎている

勘違いしている人がいるようなのですが、自分のお金と会社のお金は別のものです。

会社のお金は自分のお金ではありません。

「利益出ているからいい」などといって、会社のお金で飲み食いしているとすぐに資金繰りは苦しくなります。

会社を銀行のATMみたいに仮払いを繰り返す人もいます。仮払い残高100万円など。

会社のお金はむやみに引き出してはいけません。

期末に返せないほど仮払いの残高が膨らんでいる

会社のお金で必要以上に高いものを買っている

(高級な車など)

会社のお金であまりに高額なものを買うのは危険です。

よく車を買ってしまう社長さんも多いのですが、余計なものを買うと途端に資金繰りが苦しくなります。

「経費になる」とかいって喜んでジャブジャブお金を使う人がいます

それは勘違いです。事業と関係がないものは経費とはなりませんし、事業と関係があったとしてもなくてもよいものを購入すると、資金繰りが苦しくなります。

資金繰表がない

資金繰りが苦しいということは、その商売を行っていく上での構造的な問題ですそこに気づいていないということは致命的です。

社長自身が問題に気付いて、解決していってください。

売掛金はコツコツと回収していってください。

回収が甘くなると、トータルではかなりのお金が貸倒れてしまうかもしれません。1万円でも10万円でもきちんとこまめに取立ての連絡を入れてください(ストレスのたまる作業ではあります…

そのうちあの会社には早く払おうということになります。

支払を渋られたときは、感情的には助けたいですが、自社のためには、早めに手を切った方が得策という面もあります

事業を拡大している

事業を縮小している場合には、売掛金がどんどん回収できるので、お金が余る傾向にあります。

一方事業を拡大している場合には、買掛金などをどんどん払っていく、お金が減っていく傾向にあります。

事業を拡大しているときこそ、キャッシュフローにご留意ください。成長企業こそ、黒字倒産に注意が必要です

まとめ

利益が出ているのに資金繰りが苦しくなる黒字倒産についてご紹介しました。

損益も大事ですがキャッシュはさらに大切です。

毎月資金繰表、試算表を作っていくとお金がない理由がわかることもありますので、毎月コツコツと帳簿を作成するようにしてください。

銀行からお金を借りたり取引先との交渉は資金繰りが苦しくなってからでは遅いです。

早め早めに相談してください。

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アーク司法書士法人 代表社員 李永鍋

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